【3DCG初心者向けパソコン】使用パーツ&ベンチマーク編【Corei5-10400F&GTX1650】

2021年8月12日

先日、実に11年振りに自作PCの中身を入れ替えましたので、使用したパーツや使ってみた感想などについて書きます。

私が今回組んだPCは、特段高価なパーツを使っているわけではありませんが、古いPC環境と比べると作業性がものすごく改善しました😊✨

自作PCを組むにしろ、メーカー製PCを購入するにしろ、Blenderを快適に使うためにはパーツ選びが重要ですので、「私がどのように考えてパーツを選んだか」「使ってみて、その選択はどうだったのか」についても述べたいと思います。

なお、今回パソコンパーツを入れ替えたときの手順・注意点については別記事「【3DCG初心者向けパソコン】組み立て編」を参照ください。

ご意見・質問等はクララのTwitter(https://twitter.com/klala_lab)まで(^^)/

クララの自作PC(パーツ入れ替え後)

広告

パーツを更新した経緯

昨年秋にBlenderを始めて以来、昔組んだ自作PCでチュートリアルを作ってきましたが、そろそろパソコンのスペックに限界を感じてきました。

具体的には以下のような問題が生じていました。

  • レンダリングが遅いです💦CPUの性能が低い上、グラフィックカードが古いのでGPUレンダリングに対応していません😅
  • 時々フリーズしたり、たまにBlenderが落ちることがあります💦メモリが4GBしかないのが原因かもしれません。
  • アンビエントオクルージョン使用時に画面が白くなってしまいます😅古いグラボが原因の可能性があります(以下画像)。

パソコンも古くなって、いつ壊れてもおかしくないかなと不安になってきたので、作業効率アップを狙い、パソコンの中身を入れ替えることにしました。

ちなみに古いPCのパーツ構成は以下のような感じです😅
CPU
Intel Core i7-860 (4コア8スレッド、当時のハイスペックCPUでしたが、たぶん現在のPentium並み。。。)
メモリ
DDR3 4GB(Windows 10で3GBくらい使用しているので、Blenderに使用できるのは1GBくらい。。。)
マザーボード
GIGABYTE H57-USB3(当時はまだ珍しかったUSB3.0対応)
グラフィックボード
MSI Twin Frozer GTS250 1G(当時のロー~ミドルスペックだと思います。性能的には現在のCPU内臓グラフィックと同程度。。。)
電源
Abee Athlete AS-600B-AR(80Plus-Bronze電源。PCスペック的には容量十分すぎるためか、10年以上よく持ちこたえてくれました!)
SSD
Intel 60GB
HDD
Western Digital Green 1TB
PCケース
Xclio Nighthawk(ATX対応のゲーミングケース。冒頭の写真のようにファンが青く光ります!今となっては流行遅れのデザインですが、逆にレトロで気に入っています笑)

使用したパーツ

パソコン(デスクトップPC)の自作の方法や各パーツの説明については、以下価格.comのページなど多くのサイトでわかりやすく紹介されているので、こちらをご覧ください🙇💦

https://kakaku.com/pc/article/homebuilt-pc-parts/

今回リニューアルしたパーツは以下6点です。どれもPCの性能や安定性に影響するパーツです。

パーツメーカー型番スペック購入時価格
CPUIntelCore i5 10400F BOX6コア12スレッド, 2.9GHz\16,440
メモリEssencoreKM4Z16X2A-3000-0DDR4-3000(OC), 16GB x2枚\13,900
マザーボードASUSTUF GAMING B460M-PLUSIntel B460, Micro-ATX\10,820
グラフィックボードMSIGeForce GTX 1650 D6 AERO ITX OCV1GTX1650 GDDR6 4GB\17,490
電源玄人志向KRPW-BK 550W/85+550W, 80plus-Bronze¥5,181
M.2 SSDWestern DigitalWD Black SN750 NVMe WDS500G3X0C500GB, 読込3470/書込2600 MB/s\8,320

なお、PCケースとハードディスクは11年前のものを流用しています😅

パーツを選んだ意図

Blender公式からPCパーツの推奨スペックが出ているので、そちらを満足するような構成を選びました。

https://www.blender.org/download/requirements/

Blender.org “Hardware Requirements"

”Optimal”(これ以上スペックを上げてもパフォーマンスよくならない最上級の構成)でそろえられれば理想的ですが、私にはそこまでの財力はありません(笑)

なので、上記”Recommended”(推奨)をベースに、コスパを考慮してCPUとメモリを上積みすることにしました。

PCのスペックを決めた後、以下のような考えでパーツを選定しました。(購入した順に書いてゆきます)

広告

グラフィックボード

2021年に入って、半導体不足やマイニングブームが重なり、グラボの値段が高騰し始めてしまったので、真っ先にグラボを購入しました。

実は、昨年末にPC構成を検討していた時は今回購入していたGTX1650ではなくもう1ランク上のGTX1660Super 6Gを考えていましたが、いつの間にか市場から在庫がなくなってしまっていました😅。

おそらく今後もグラボの価格は上がるだろうと考えて、当時まだ比較的在庫があったMSI製のGTX1650を購入しました。

1万7千円台で購入できましたが、今は3万円近くまで高騰していますね😅💦真っ先に買っておいてよかったです。

MSI GeForce GTX 1650 D6 AERO ITX OCV1

[PR Link to Amazon]

(2021/5/27追記)

GTX1650は一時期よりは高くなってしまいましたが、それでも他の高スペックなグラボと比べると値上がり幅は控えめなのでBlender初心者におすすめなグラボです👍

また、スペックは少し下がりますが、玄人志向さんから出ているGTX1050Tiもメモリ4GB搭載なので、Blender推奨スペックを満足することができます。値段も2万3千円とお手頃です。

[PR Link to Amazon]

https://kakaku.com/item/K0001340597/

M.2 SSD

Amazonのタイムセールで、普段9000円台のSN750が8000円台で売っていたので購入しました。

もともとWesten Digital製のHDDを使っていて、性能と耐久性には信用があったのでWD製のSSDを選びました。安価なSSDと違って、キャッシュ付きなので大容量のファイルを移動させても速度低下が抑えられる点が有利だと思います。

WD Black SN750 NVMe WDS500G3X0C

[PR Link to Amazon]

メモリ

実はメモリの値段も今年に入ってからじわじわと上がってきていたので、手に入りにくくならないか恐れていました(2021年5月末現在、入手性は問題ないので杞憂に終わったようです😅)。

メモリの相性問題は自作PC界隈では割とメジャーだそうです💦

今回選んだEssencoreブランドは、メモリチップメーカーの”SK Hynix”の関連会社なので、搭載されているチップは比較的信用できそうと思い選びました。ビックカメラの特価で\14,000以下と値段もお値打ちでした。

ただ、今まで使ったことのない「オーバークロック(OC)メモリ」という点が唯一の不安でした😅

容量については、今回は性能に余裕を出すために32GBのメモリを搭載しましたが、Blender初心者の練習用としては16GBでも十分です(「使用感」の項を参照)。メモリ16GBと32GBで\7,000~8,000程度の価格差がありますので、予算に応じて選べばよいと思います😀

こちらのメモリは巨大なヒートシンクがついており、赤く光ります!ただし現在は生産中止になってしまったようです😅。

ちなみに、EssencoreのOCではないDDR4-2666メモリもあります(以下Amazonリンク)。基盤がブラックでかっこいいですし、xmpの設定も不要なのでこちらの方が万人向けだと思います。

[PR Link to Amazon]

CPU

以下の「ちもろぐ」さんの記事を見て、Blenderに必要な性能を満たしつつコスパがよく、発熱が低くて扱いやすそうなIntel Core-i5 10400Fを選びました。

Intel Core i5 10400F BOX

[PR Link to Amazon]

最新の第11世代 Core i5-11400Fも出ていますが、レビューを見て発熱が厳しそうだったのと、10400Fより4000円程度高かったので、今回は見送りました。

ただし、今は10400Fが市場から姿を消しつつあるので、より高性能な11400Fがベストバイかもしれません。

[PR Link to Amazon]

電源

地味に悩みました(笑)。

当初は変換効率の高い”80Plus Gold”のANTEC NE650GやFSP HGS-650Mなどのハイスペック電源を考えていましたが、私のPCスペック的に電源容量的にも変換効率的にもオーバーな気が…。

そこで、”80Plus Bronze”かつ「日本メーカー製コンデンサ搭載」で、値段も5000円台とお手頃な玄人志向のこちらの電源を選びました。本体・ケーブルの色も黒で統一されていて綺麗です👍

玄人志向 KRPW-BK 550W/85+

[PR Link to Amazon]

(2021/5/27追記)

電源容量を決める際は、ドスパラさんの「電源容量計算」のページが便利です。

https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_power_calculation_main

部品の型番・個数を入れると、以下のようにおすすめの電源容量を出力してくれます😀

今回のスペックだと電源容量は500Wあれば十分とのことなので、550Wの電源を選びました。

マザーボード

こちらも地味に悩みました(笑)。

まずチップセットを検討しました。

CPUと同様、チップセットも第11世代用の500番台が出たのでそちらも選択肢にはありましたが、ものによっては第10世代CPUを乗せるとCPU側のM.2が使えないなど制約がありそうです。

そのため、第10世代チップセットで安価なB460を選びました。

少し値の張るH470を選べば11世代CPUを乗せることもできますが、性能があまり上がらない割に発熱が酷いなど、評判がイマイチですしね😅

パーツが黒で統一されてきたので、グラボと同じMSI製の「MAG B460M Bazooka」にしようかとも思いましたし、それともDr.MOS搭載のASRock製「B460M SteelLegend」も選択肢でした。

ただ、マザーボードはすべての部品を載せる重要な部品なので、信頼性が高くて日本語マニュアル・サポートが充実していると評判のASUS製のマザーボードを選びました。色も黒っぽいので他のパーツとのバランスも問題なさそうです。

ASUS TUF GAMING B460M-PLUS (&Core i5-10400F)

[PR Link to Amazon]

完成図

以上のパーツを組み込んでPCをリニューアルしました。黒で統一されていて、配線もシンプルになっていい感じです👍

なお、組み立て手順は別記事「【3DCG初心者向けパソコン】組み立て編【Corei5-10400F&GTX1650】」を参照ください。

性能評価

パソコンのリニューアル前後でどれくらい性能が改善したのか、簡単ですが性能を比較してみました。

Cinebench R15/R23

定番のベンチマーク「Cinebench」でCPU性能を比較してみました。

旧バージョンのR15, R23でマルチコア性能を比較しましたが、いずれもCore i5-10400Fが3倍程度の性能アップでした。

ただ、ネット情報だとCore i5-10400FのCine R15スコアは1330~40程度なので少し低めです。この辺りは、BIOSの設定で電力制限(Long term 65W)がかけられている影響かもしれません。

発熱が怖いのでいじりませんが(笑)💦。

Blender benchmark (BMW-27)

おそらくBlender使用者が一番気になるであろうレンダリング時間を計測しました。

使用したベンチマークは、Blender公式が配布しているBMWのモデルです。

https://www.blender.org/download/demo-files/

CPU, GPU, CPU+GPUそれぞれでレンダリング時間を計測・比較しました。

Core i5-10400F&GTX1650の組み合わせでなんと10倍の性能Upです!😁

更に、Blender 3.0.0αのCycles-Xという新しいレンダーを使えばさらに1.5倍速くなりました!😍

発熱も計測しましたが、リテールクーラーで80度以下に抑えられているのでやはりCore i5-10400Fの扱いやすさは評判通りでした!😊

使用感

まず、ビューポートが滑らかに動くことに感動しました!

レンダリングもベンチマーク通り速く、Eeveeのアニメーションの出力もあっという間に終わります。

また、リニューアル前に問題だったアンビエントオクルージョン使用時に画面が白くなる問題も全く起きなくなりました。

メモリ容量の確認のため草を大量に生やしてみました(600頂点の草パーティクルを200万本)が、それでもメモリの空きが20GB程度あるので余裕です👍

さすがに32GBは余裕すぎたかもしれませんね…笑。

ただ、Blender以外のソフトを同時に使う場合はもっと必要になる可能性もあると思いますが😅

広告

まとめ・おすすめPC構成

11年ぶりにPCをリニューアルしましたが、Blenderがものすごく使いやすくなったので大満足です😊

Blender初心者向け構成としては、以下がコスパが良くておススメです!

Blender初心者におすすめなPC構成まとめ
  • CPU: Intel Core i5-10400F (または11400F) 6C12T
  • GPU: Nvidia Geforce GTX1650 (またはGTX1050Ti) 4G
  • メモリ: 16GB

パソコンの自作は、自分だけのオリジナルPCが作れて楽しいのでぜひおススメしたいです!👍✨

もちろん、メーカー製のPCを購入される方も上記スペックを参考にしてみてください😊

参考リンク

ちもろぐ https://chimolog.co/

PCパーツ選定にあたり参考にしました。管理人の「やかもち」さんが自作PCだけでなくBTOパソコンの選び方もデータに基づき分かりやすく解説されており、おすすめのブログです。

価格.com https://kakaku.com/

PCパーツの最安値を調べる際に便利です。会員登録してお気に入り登録しておくと、最安値が更新された際に通知してもらうことも可能です(グラボを入手する際に活用しました)。

広告