【Blender3.2】シーケンシャルウインカーの作成【カーモデリング】

2024年5月1日

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。
This blog uses affiliate advertising.

最近、Blenderで「AUDI(アウディ) RS3 2017年モデル」をモデリングしました。

基本的に作成方法は昨年作った「MINI Cooper S」と同じですので、カーモデリングに興味のある方は、こちらの一連の記事を参考にしていただければと思います。

今回は、コチラのような「流れるライト」(シーケンシャルウインカー)の作り方を簡単に紹介します。

ご意見・質問等はクララのTwitter(https://twitter.com/klala_lab)まで(^^)/

<完成図>

広告

使用した手法

今回は、シーケンシャルウインカーを光らせるためにマテリアルノードを組みました。

使用したノードはこちらです。

使用したマテリアルノード
  • グラデーションテクスチャ
  • カラーランプ
  • 数式→乗算
  • 透過BSDF

マテリアルノードの使い方については、以前「巻貝の模様の作り方」などで紹介したので参考にしていただければと思います。

作成方法

作成方法を紹介します。

モデリング&UV展開

まずは、こちらのようにランプをモデリングします。

平面メッシュを長細く伸ばして、ミラーモディファイアを追加しました。

ミラーモディファイアはマテリアル・アニメーションの設定後に適用すればよいので、この時点ではまだ適用しなくて大丈夫です。

次に、ライトをUV展開します。

UVの向きは縦でも横でも特にこだわらなくても良いですが、私はカラーランプの向きと光らせる方向をそろえたかったので、こちらのように水平方向にしました。

マテリアルノードの追加

UV展開が完了したら、マテリアルを追加して、ノードを組みます。

先ほど触れたように、以下のマテリアルノードを使います。

使用したマテリアルノード
  • グラデーションテクスチャ
  • カラーランプ
  • 数式→乗算
  • 透過BSDF

組んだノードはこちらです。

「透過BSDF」と「シェーダーミックス」はなくても良い場合が多いと思いますが、RS3はフロントライトとウインカーの位置が重なっているため、ウインカーが光らない時に透過させるためにこのようなノードにしました。

リア側はウインカーとストップライトが分かれているので、透過は使用せずこちらのようなノード構成になっています。

カラーランプは白と黒で色分けしていて、明暗がはっきり分かれるように補間モードは「一定」としました。

カラーランプを動かすと、こちらのように光る部分が左から右に移動します。

広告

アニメーションの作成

最後に、カラーランプの位置にキーフレームを追加してアニメーションさせます。

カラーランプの「位置」の部分にカーソルを合わせて「I」キーを押すとキーフレームが追加されます。

実際の車の光りかたを参考にキーフレームをうちました。

繰り返し点滅するようにしたいので、アニメーションエディタを「グラフエディター」に切り替えて、外挿モードを「ループにする」にします。

すると、こんな感じで光るようになります。

最後に、ミラーモディファイアを適用して、左右のマテリアルをシングルユーザー化すれば、こちらのように左右片方のみ光らせることができるようになります。

広告

まとめ

今回は、「シーケンシャルウインカー(流れるライト)の作り方」というちょっとニッチでマニアックな記事を書いてみました!

ぜひ皆さんも、シーケンシャルウインカーを光らせてニヤニヤしてみてください!笑

広告